歯医者の適正な報酬とは?
歯医者の平均年収はここ数年どんどん下がってきました。インターネットで調べてみると700万〜1000万とあります。下がっている現状にはいろいろな要因があると思います。
一つ目の理由として、そもそも日本国民全体の収入が減っているということです。みんなが稼げなくなれば当然、歯医者の稼ぎも減るでしょう。基本的には患者さんあっての仕事ですから、患者さん=国民の所得が減れば、歯医者の収入も減りそうです。
もう一つは歯医者が増えてきたということ。歯科医院はコンビニより多いということで有名ですが、かつて歯医者が不足していたと時代があり、学校を創設し一気に歯医者を増やしたという経緯があります。当然一医院当たりの患者数は減りますから、歯医者の所得は減ります。
これらが大きな理由だと考えられます。
ここで歯医者の適正な報酬について考えたいと思います。ただしここで考えたいのは、学校検診や講演の報酬など自治体からお金をいただく場合の話です。
自治体からでている報酬は既得権益になっているケースが多いです。特に医師会や歯科医師会というのは一応“医者”ですから、それなりの地位があるわけです。報酬の決定は医師会や歯科医師会と市役所との協議で決定されますから、市の職員も医者に対してなかなか強く出れないわけです。だから報酬に関しては見直しをされずに経路依存的思考で従来のやり方をそのまま踏襲ということになります。
学校医などの報酬はインターネットで調べてみれば載せている自治体は載せています。金額は様々ですが、実は時給10万くらいになっているケースもあります。どうですかみなさん、時給10万の仕事、やりたくないですか?まあこんなご時世にそんな税金の使い方ってありますかね。こんな状況では、いろいろと調べれば税金の無駄遣いなんてごまんとあるんでしょうね。
歯医者の年収は少し高めで1500万、月120万くらい。20日8時間働いて時給は7500円くらいでしょうか。学校医等は行き返りの拘束時間もありますからその辺も考慮してまあ時給3万くらいが適正でしょうか。まあ多くても5万くらいでしょうかね。そう考えると世の中には自治体から法外な報酬をもらっている歯医者はたくさんいそうですね。
ただ歯医者hはなかなかこの権利を離そうとはしませんね。世の中そんなことばっかりです。自分が一番大事だし、今ある利益を身に着けたまま生きていきたいというのはある意味人間らしい考えかもしれません。
しかしながら、人口減少社会を迎えた日本は、今後衰退の一途をたどることは間違いないですから、そんな人ばかりではいけません。右肩上がりの時代は終わり、何かを我慢しなければいけない時代に突入しました。自分の持っているものを他人に譲るということもやっていかなければ、貧しい人がどんどん出てきます。
そのようなきびし厳しい時代に突入してはいますが、それでも歯科医師はまだまだ経済的に安定し裕福な方だとは思います。自分の保身ばかり考えるのではなく、世の中のために何をしたらよいのかという思考回路で行動する歯医者がたくさん出て来たらなと思う今日この頃です。
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