ホリエモンは以前より、歯の健康が全身の健康に密接に関わっていることを訴えております。そんなホリエモンがYouTubeで話している内容を、歯医者目線で解説していこうと思います。
ホリエモンの主張
歯ぎしりと歯の破折について
歯ぎしりは食事の時にかかる力とは別次元の力がかかる。そのため、多くの中年の方は歯に無数のヒビが入っているので、60〜70歳くらいで歯が割れてしまう。
全くその通りです。
私たちの身体には、たくさんの筋肉や骨が存在しますが、これらのパワーを100%発揮した状態で身体を動かし続けると、筋肉や骨にかなりの負担がかかったり、莫大なエネルギー量を消費したりするため、身体はボロボロになってしまいます。
そのため、筋肉や骨の損傷を防ぐために、人間の脳にはあらかじめリミッターがかけられており、意識的に発揮できるパワーに制限が設けられています。
つまり普段は、自分の意識の中で「これ以上はムリでしょ」と感じるところまでしかパワーが発揮できないようになっているのです(最大でも70~80%程度)。
歯ぎしりは無意識下の行動です。故に制限なしに力がかかってしまうため、歯に想定以上の力がかかることによるひび割れが起きてきます。
これを防ぐためには歯ぎしりをしないと言うことになりますが、現在のところ歯ぎしりを防ぐ術はありません。マウスピースを使用したりして歯に負担がかからないようにしましょう。
歯周病について
30〜40歳になると歯周病を発症する可能性が出てくるが、自分自身のケアだけでは防げない。
口の中では虫歯菌、歯周病菌、それ以外の善玉菌がシェア争いをしている。虫歯菌が少ない人は虫歯にならないが、歯周病菌が多い可能性がある。歯周病は症状が出にくいので気づいた時には手遅れになる。
いやあ、ホリエモンはよく勉強しています。これもその通り。
特に気をつけてもらいたいポイントは虫歯になりにくい人が歯周病になりやすいケースが非常に多いと言うこと。虫歯がないと「俺は歯が丈夫なんだ」という気持ちにどうしてもなってしまいます。
まとめ
ホリエモンは極めてまともなことを言っていますね。ホリエモンはあまりクリーンなイメージはないですが、歯科医師会にはぜひホリエモンを宣伝部長として採用して、国民に広く正確な情報が行き渡るようにしてもらいたいと思いました。
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