歯科の世界もやはりお金が大事？

お金はみんな大好き！歯科医師も例外ではない

「世の中お金がすべて」という人もいるくらい、お金というのは誰にとっても重要なものです。世の中はお金を中心に動いています。これは紛れもない事実でありますが、日本人はきれいごとが好きですから、お金のことを語るのはちょっと苦手です。ただ現実は、世の中に横たわっている問題というのは、９９％お金で解決できると思っております。お金で人の心だって買えてしまいます。

お金のことを前面に出すと、「あいつはお金に汚い」という意見を言う人が出てきそうですが、僕は逆だと思います。お金の重要性をよく知っているからこそ、「世の中はやっぱり金だ」と言えるのです。「お金より心の方が大事だよね」という人に限って、お金に汚かったりするように思えます。

聖人君子みたいな人なんていない！？

世の中にはいろんな人がいます。聖人君子みたいな人もいるのかもしれませんが、僕は今までそんな人を見たことがありません。僕はマザー・テレサとマハトマ・ガンジーをよく引き合いに出します。絶対に彼女らのようにはなれないと。人間は理想論だけでは語れません。まず自分の幸せがあって、自分が幸せであれば余裕ができますから初めて他人を幸せにできるのです。

幸せになるためにまずは不自由なく飯を食っていけるというのが重要になります。これにはお金がかかります。そして幸せになるためには家族を食わせていかなければなりません。これにもお金がかかります。子供でもいれば子供を一人前に育てなければいけません。これにもお金がかかります。ストレスを発散する趣味を持たねばなりません。これまたお金がかかります。

つまりお金なくして幸せなど得れないということです。だから現実に目を向けると、お金というのは生きていく上で超重要で必要不可欠なものなのです。

歯科にまつわる問題もほとんどはお金で解決できる！？

お金をかければ、歯科界が抱えるさまざまな問題を解決できます。二つの例を紹介しましょう。

１、安価な保険治療により健康被害が続出

保険制度にも問題はあります。保険制度は税金で運営しているものですから予算が限られており、最高の治療にはなりえません。最低限の治療では当然問題は起こりやすくなります。治療が実は上手くいっていなくて健康を害しているケースは少なくありません。

保険制度の問題とは？

保険治療の料金設定が高くなれば、歯科医師はもっと時間をかけて丁寧に治療をすることができます。そうなれば医原性疾患も減りやり直しの治療も確実に減ります。

医原性疾患とは？

また同時に虫歯や歯周病を減らすことにもつながります。保険の治療費が上がれば、歯科医は患者さん一人にかける時間を増やすことができます。そうすれば説明も懇切丁寧にでき、患者さんは予防の重要性を知り、虫歯や歯周病の予防に務めるきっかけになります。

またお金があれば広告を使用し啓蒙活動ができます。歯のことに触れるきっかけが増え、歯の知識をつける機会が増えますし、教育費にお金を突っ込んで、幼少期の頃からきちんと指導を受けていけば、予防の機運が高まり、歯の病気は減ります。

２、歯科衛生士不足問題

歯の予防が昨今注目を浴びるようになりました。予防にはクリーニングが重要でクリーニングを担うのは歯科衛生士です。しかしながら過去の経緯から歯科衛生士は不足しています。

歯科衛生士に関する問題

しかしお金があれば歯科衛生士の給料を増やすことができます。給料が１.５倍くらいになったらどんどん人が集まるでしょう。

このようにほとんどの問題をお金で解決できます。